背景
Woltでは、開発中に分析イベント(テレメトリ)を確認する手段が限られており、アプリ内のフルスクリーンビューアに依存していました。検索やフィルタ機能がなく、計測が正しいかどうかを確信するまでに時間がかかっていました。
課題
この状況では、エンジニアやプロダクトチームが以下の作業を効率的に行うことが難しくなっていました。
- 新しいイベントの検証
- 不具合のデバッグ
- 計測を伴う機能を安心してリリースし、評価すること
アプローチ
iOSアプリからイベントをローカルのデスクトップクライアントへストリーミングする、テレメトリビューアを設計・開発しました。目的は単に見やすいビューアを作ることではなく、プロダクトの意図、計測、リリース判断の間にあるループを短くすることでした。
主な構成要素は以下です。
- iOSアプリからのWebSocketによるローカルストリーミング
- 検索・フィルタが可能なデスクトップアプリのイベントビュー
- バックエンドへ送信されるペイロードを、人がすばやく確認できる形で完全に可視化
導入は段階的に進めました。
- まず少人数のエンジニアで検証
- デモや社内共有を通じて利用範囲を拡大
また、Androidエンジニアと連携し、同様の仕組みを他プラットフォームにも展開しました。
成果
- テレメトリ検証にかかる時間と不確実性を大幅に削減
- 複数チームのエンジニアに採用
- プライバシー関連のテレメトリ対応など、他の取り組みの基盤としても活用
担当
コンセプト設計から実装、チームへの展開までを単独で担当。
