Aoedeを作り始めたのは土曜日でした。水曜のいま、機能をさらに積む前に、いったん手を止めて、アプリとパッケージ全体に品質とパフォーマンスのレビューをかけました。指摘は五十件ほど、その大半は本物で、今日は一日かけて片付けました。
いくつかは、じっくり見ないと気づかないものでした。一時停止してから再生すると、ほとんど毎回いまの文を再合成していて、続きから始まる代わりにKokoroのスピナーが数秒回っていました。Kokoroのウォームアップは音声に関係なく起動のたびに走り、システム音声やサイレントのペーサーを使う人まで、絶対に使わない約330MBのダウンロードを始めていました。「$1,000」は「1ドル、ゼロ」と読み上げられ、本の表紙の色は色相をString.hashValueから取っていたせいで起動のたびに入れ替わっていました。そしてiOSの文字列カタログは、六十個のキーすべてで日本語訳がゼロでした。
残りは地味な作業です。M1時代の死んだ音声パスを削除し、重複していたダウンロードと単語分割の処理をまとめ、iPhoneで数百MBスパイクしていたtar展開をストリーミングに変え、最後に、カバレッジがゼロだった再生コントローラーのテストをようやく書きました。あえて開けたままにした指摘も二つあります。ダウンロードのチェックサムと再開(ちゃんとやるにはresume-dataの配線と、手元にないピン留めしたハッシュが要る)、それと単語ごとのジェスチャーのコストで、これは当てずっぽうで直すよりInstrumentsで測りたい。レビューの狙いは、すべての行を閉じることではありません。どれを開けたままにしているかを分かっていることです。