EPUBには絵がたくさん入っています。章扉、図版、ときどき著者の写真。これまでAoedeはインポート時にそれを全部捨てて、テキストだけを渡していました。これからはリーダーが絵を残します。インポーターがEPUBアーカイブから画像を取り出し、それがあった章ファイルを基準に解決して、テキスト中の登場位置にアンカーします。その画像データは単語と同じ保存ペイロードに一緒に乗るので、前にインポートした本もちゃんと開けます。再インポートするまで画像が出ないだけです。
単語を読み上げに合わせてハイライトするリーダーに絵を織り込むのは、少し手がかかりました。読書面はいま、段落だけではなく、段落と画像を交互に並べたブロックのリストで動いています。なので同期ハイライトとフォロースクロールは、画像を単語を置く場所ではなく、飛ばして通り過ぎるものとして扱います。画像はプラットフォームごとにデコードし、描けないとき(たとえばiPhoneでのSVG)は代替テキストにフォールバックするので、ページはそれでも読めます。一文ずつ表示するフォーカス読書モードは、あえてテキストだけのままにしています。