前回プロトタイプにしたレビューウィンドウが、いまでは稼働中のエンジンにつながった本物のMacアプリになりました。サイドバーには、エンロールした人物が顔と参照枚数つきで並びます。誰かをエンロールするのは、参照写真を5枚から十数枚パネルにドロップするだけ。顔は端末上で切り出され、このMacから出ることはない、とはっきり伝えてくれます。あとはアルバムに向けてスキャンする。かつて写真のidを手で渡していたfeedbackコマンドが、いまはざっと目を通すウィンドウになりました。
いちばん大事にしているのはレビュー画面で、これはkeepか否かの平らな二択ではありません。KiFinderはスキャンを三つの層に分けます。さっと確認できるよう自動選択された確信のある一致、スコアが際どいものをまとめた少なめの「もう一度見ておきたい」、そして残り。どの選択も取り消せます。キーボードで操作できるので、ひと月ぶんのアルバムも、マウスで探し回るのではなく、Returnでkeep、矢印で移動の一分です。いちばん気に入っているのは集合写真への対応です。クラス写真には十数個の顔が写っているので、インスペクタが検出した顔をすべて枠で囲み、アプリに当てずっぽうさせるのではなく、本当に自分の子の顔をタップしてからkeepします。keepしたものは、人物と月でまとめたライブラリに集まり、Photosに渡せる状態になります。
まだ初期段階で、このスクリーンショットを撮っている最中にもいくつか粗を見つけました。ライブラリのサムネイルが一部読み込まれない、といったもので、これは別のパスで追っています。それでも、形は正しい。ターミナルに打ち込むidとして始まった承認と却下のステップが、いまはざっと目を通すウィンドウになりました。スキャンして、ざっと見て、keepして、書き出す。デモでは娘ではなく自分をエンロールしました。それ自体が、このアプリが本当は何のためのものかを思い出させてくれます。